黒井の思い

目標はほどほどに

お世話になっております、黒井です。

どこの会社にも売り上げ目標がありますよね。

全社の売り上げを決めて、それを営業マンに振り分けて、いわゆるノルマが決まるという感じでしょうか。

その目標の値の設定の話です。

イケイケの目標…

うちの今の社長は営業端出身。
現役時代はトップセールスマンだったようです。

他業界から招へいした社長なので、現役時代の実績はよく知りませんが、噂によると、若いころから売上を上げ、順調に昇進、管理職になった後は、怖い上司として恐れられたとか…。

今も十分怖いですけど(笑)

そんな有能な元営業マンの社長が立てる目標。

毎年、「売上前年比10%増」とか、イケイケの目標が宣言されます。

人材業界で働いている方ならわかると思いますが、売り上げを上げるためには、人を増やすか、時間単価を上げるかのどちらか。

基本、人材の流動が多い会社なので、社員の頭数は横ばい。

あ、うちの会社は普通の派遣とは違い、人材を正社員として雇って客先に派遣してます。
大手だとメ〇テックさんみたいに技術系の派遣会社によくあるスタイルです。(給料は雲泥の差だけど)

結局目標達成のためには、単価交渉して来いってことですよね。

目標達成は簡単じゃない

できない理由を言うわけじゃなありませんが、このご時世、そんなに簡単に単価を上げてくれるお客さんっていないですよ。

黒井は営業ではないですが、技術も協力しろってことで、お客さんに泣きついてみたり…。そんなことしたって成功するわけないですよね。

逆にお客さんから信頼を失って、やりにくくなったりして、踏んだり蹴ったりです。

営業でやってよ、って感じですわ。

高すぎる目標はやる気ダウン

モチベーションアップのためにエサをぶら下げられるわけですが、それがいわゆる賞与(ボーナス)ですね。

でもボーナスって目標達成に対するインセンティブですから、目標を達成して初めてボーナス増額になるわけで、目標達成できないと、全社的にボーナスが低くなる、と。

高すぎてとても届かない目標だと、最初から「ボーナスなんてどうせ少ないんだよ」って、がんばらなくなっちゃいますよね。

というわけで、あまり高い目標を立ててしまうと、最初からやる気が失せて、結果、全然売り上げが上がらない、なんてことになってしまいます。

目標はよく考えて

目標のレベルによっては社員たちのモチベーションが低下してしまい、かえって低い結果に終わってしまいかねません。

たぶん、上層部は目標は高くすれば達成するために奮起すると思っているのでしょうが、決してそんなことはありません。

がんばれば手が届く!(一生懸命がんばらないと届かない)くらいの目標にしておいて、想定より行けそうだったら上方修正、って感じがいいかと思いますが、その塩梅って難しいんでしょうね…。

経営者、上級管理職の皆さん、そんなことはわかっとる、と言いたいと思いますが、今一歩考えて目標設定をお願いします。

以上、よろしくお願いいたします。